第2回まつうらとってあるき旅
~藤田洋三さんとあるくまつうら世間遺産の旅~のご案内です。
今回は、「世間遺産」を提唱し全国の藁塚や鏝絵、左官など手仕事の跡を巡って撮影する一方、地域再生やまちづくりなどの講演依頼を受け東奔西走する写真家・藤田洋三さんを講師にお招きします。
世間遺産?って何?
ええ、私も最初聞いた時はそう思いました。なんとなく言葉から伝わるイメージはつかめますが、一体どういうものも指すのでしょうか。
先日、藤田さんにお会いした折にそのあたりのことをたっぷり一日かけて教わってきました^^;
いわく、世間遺産とは、藤田さんなりの「世界遺産のアンチテーゼのようなもの」であり「世界遺産が偉い人のものだとしたら世間遺産は名もなき庶民が生きたあかし」なのだそうです。
人は生まれて死んでいきますが、人がなりわいとして残した手仕事の跡は、人の寿命よりもっと長い年月を経て風化していきます。
藤田さんは、そうした職人技や、昔の人々の知恵と創意のたまものといえるような風物を独自の選択眼と審美眼で捉え、その背景にあるものを抽出しようとされます。
と、このように書くとかなりこむずかしく感じてしまいますが、実際の作品を拝見すると、「おお!?」とか「へ?」とかいうようなおもしろくてへんてこな写真がいっぱい出てきます。
「自分がいい!と思えばそれがあんたにとっての世間遺産」とも話す藤田さん。
誰かに認めてもらうことも大事だけど、それよりなにより自分だけのテーマというか、(なんだか気になる・ひっかかる)ものに対する嗅覚に素直になれってことなのかなあ?きっとそこを突き詰めることが要するに、「写真を撮る」行為にとってすごく重要なんだろうな、と思いました。
そんなわけで、第2回のとってあるき旅は、ちょっとおもしろい写真がいっぱい撮れそうですよ。
- 日程
平成24年11月17日(土)、18日(日)の各2回
(どちらか1日のみの参加・または両日参加、いずれも可能です) - 行程
○17日(土)
10:30松浦駅集合→志佐商店街→昼食→御厨方面→上志佐方面→講評→16:45松浦駅解散
○18日(日)
10:00松浦駅集合→鷹島→昼食→阿翁浦・宮地嶽→18:30松浦駅解散※移動は貸切バスになります
- 参加費
一日につきひとり1,000円(昼食代・施設利用料・保険代として) - 定員
35名(定員になりしだい受付終了となります) - 参加申込締切
平成24年11月9日(金)
17日は、藤田さんが実際に見てみたいと熱望されている「ひゃーし」を始め、志佐の商店街やおてやの滝など、ちょっとマニアックなルートを周ります。18日は、鷹島の元寇史跡や阿翁浦漁港などを周ります。
松浦は世間遺産の宝庫になるかもしれません。ぜひ、まつうらとってあるき旅に参加して、おもしろいものをいっぱい発見してくださいね!
参加申し込みは、
まつうら観光物産協会へ
電話(0956-76-8822)、FAX(0956-76-8834)またはメールinfo@croquis.jpまで、
「お名前・お電話・ご住所と参加したい日」をお知らせください。